小さな会社の上手な経理の仕方② -波平 常雄-
1.領収書の整理の仕方
領収書は、発行する事業者毎に様々なサイズが存在します。
したがって、これを単純に綴じてしまうと非常に扱い辛い書類の束が出来てしまいます。
A4サイズの用紙に、サイズがバラバラの領収書を貼ることによって、書類のサイズをA4サイズに統一することが出来ます。
こうすることでバインダーに綴じ込むことが可能になります。
2.日付順で整理
A4の紙に領収書を貼る時には、日付別に貼るようにします。
また、それぞれの領収書が重ならないように配慮もします。
これにより、A4用紙の枚数は増えることになりますが、探しやすさは飛躍的に高まることになります。これを検証可能性と言います。
3.整理をするにあたって準備するもの
①A4の紙
②糊
③綴じこんでおくためのバインダー
(長期保存は厚紙と紐なども可)
④穴あけパンチ
使用する糊はアラビックヤマトとかスティック糊をオススメします。
私はアラビックヤマトを普段使っています。
ここ数年テープ糊が台頭しつつありますが、領収書の整理を素早く行うという点においてはテープ糊よりもアラビックヤマトに軍配があがるように思います。
また、電子帳簿保存に向けて、スキャンすることを考えると、複合機の自動原稿送り機能を使ってスキャンすると効率的ですが、これを実現するためには領収書の全面を糊付けする必要があります。
この時、もっとも威力を発揮するのがアラビックヤマトです。
綴じ込んでおくためのバインダーについて特に指定はありません。
自社の領収書の量に応じて整理してもらえたらと思います。
また、前期以前の書類はあまり見返すこともないでしょうから、厚紙の表紙・裏表紙を用意して、これと綴じ紐で綴じ込む程度で問題ないと思います。
ロンドコンサルティング 波平 常雄